カテゴリーアーカイブ コンタクトレンズ

著者:sakuravision

乾燥とコンタクトレンズ

コンタクトレンズ装用者にとって最も多い悩みはズバリ「乾燥」。特に今は使い捨てレンズ全盛時代だから尚更なんです。なぜ尚更なのかと言うと以前はハードコンタクト使用者って結構いたんです。ハードレンズの方が乾きにくいんですよ。しかし、今やハードレンズはおよそ10人に1人と言われています。

要はハードレンズは乾きにくいけど使用者が減っている。ソフト系レンズの方が圧倒的に多いけどハードに比較すると乾きやすい。

だから悩んでいる人も多い。

と言う事なんです。

ただ、それもここ10年くらいで進歩していて、ソフト系でも乾きにくいタイプは発売されていますね。

具体的には同じソフト系でもその素材が異なるんです。

従来素材 VS シリコーンハイドロゲル素材 という素材対決です。

まああまりに大雑把な分け方ですので専門家から苦情が来そうですけど、ふつうのユーザーからするとこの方がわかりやすいはず。

シリコーンハイドロゲルという素材が従来素材と比較した場合、乾きにくいんですよ。ここで理由は詳しく述べませんけど、シンプルにそう考えて間違い無いです。

しかし!「乾燥」に関しての要因はそれだけでは無いんです。

「自分自身の眼」そのものに原因がある場合も多いんですよね。

例えば瞬きが少ない、もしくはデスクワークが多くて自然と瞬きが少なくなってしまう。

そして寝不足。

元々涙液少ないというケース。この場合、メガネの場合は問題ないけれど、コンタクトレンズにするとドライアイになる。というパターン。個人的には「隠れドライアイ症候群」と呼んでいます。

この隠れドライアイは結構います。

ただ、通常時は平気だから本人はレンズのせいだと思っちゃうんです。

まあ当たり前ですよね。

だからこの場合は多少高くても出来るだけ乾きにくいタイプにする事が大切なんです。

それをせずに、薬局で目薬買って数時間おきに目にさしているのは本末転倒。

なんですよね〜。

じゃ具体的に乾きにくいレンズの製品名は?って聞かれるんですけど・・・

実際には合う合わないと云う個人差があるので・・・まあそれを前提として参考にしてくださいね。

結構なドライアイの人には

ディリーズトータルワン・マイデー・アクアロックス ワンデーあたりを試してみましょう。

この中でどれかは自分に合うんじゃないかな?

ではまた。

著者:sakuravision

コンタクトレンズの捨て方

https://www.asahi.com/articles/ASL8Q56PYL8QUBQU00X.html?iref=pc_ss_date

米国でコンタクトレンズが下水に流出して環境汚染の一因になっている可能性がある。と云う発表があり、それに対しホリエモン氏がレーシックやICLならプラスチックゴミが出ない。とSNSで発信。

堀江さんが言っている事は確かなんですが、そもそもコンタクトレンズを下水に流すと云う行為がいけない。基本的には「燃えるゴミ」として出す(但し自治体によって異なる可能性はある)

米国では約15〜20%の人が下水(流しやトイレ)に流していたそうだ。

日本ではどうなんだろう?

調べて見たけど「どこに捨てたか?」と云う調査は行われていないようだ。

もし日本でもそのまま下水に流している人が多いとすると、きちんとした啓蒙が出来ていない可能性がある。

改めて記載しておきます。

コンタクトレンズは「燃えるゴミ」として捨てるのが基本。

 

著者:sakuravision

意外と知らないクリアケアの注意点

2週間交換タイプのコンタクトレンズを消毒するケア用品である。

レンズをセットし、液を満たして6時間以上置いておけば消毒が終わる。非常に簡単かつ強い消毒性能を持つケア用品だ。

使っている方も多いと思う。

とは言え、意外と知られていない注意点があり(明記はされているけどね)「やってしまった!目が痛い!」と云う人も多い。

 

ああ!恐ろしい!

 

まず代表的なのが

浸け置きの時間が足りなく(6時間は必要)そのまま装用してしまい「目が痛い」と云うケース。

この場合は水で目を洗い、そのまま眼科へ直行することになりますが、では何故ダメなのか?と云うと、この消毒液は6時間の間に「消毒&中和」が行われており、簡単に言うと消毒液が6時間かけて水になる訳ですね、だから中和が終わる前に装用してしまうと消毒液を目に入れてしまう訳です。これはね痛いですよ。超痛いです。

次は

「消毒用ケースを変えない」→「最近レンズ装用すると痛い」と云うケース。

実はこのケースは消耗品です。このケア用品は箱の中に消毒液とケースが同梱されており、必ず新しいケースを使うようになっているのですが、使い回す人が結構多いのですよ。これを使い回すと中和効果が弱くなるため、結果的に中和が不充分で「目が痛い」と云う事になります。

次は

「途中でケア用品を変えたら次の日目が痛い」と云うケース。

例えば、友達の家に泊まりに行ったけど、ケア用品持参するのを忘れ、友達のケア用品を借りて消毒、次の日目が痛い。これは同じケア用品ならOKなのですが、色んなケア用品がありまして、特にMPSと言われる一本の液でこすり洗い・保存・すすぎが出来るタイプとこのクリアケアを併用するのは絶対NGなのです。一般的には「こすり洗いタイプ」と「浸け置きタイプ」と云うように区分されているのですが、これを一枚のレンズに併用してはいけませんし、本来は同じカテゴリーのケア用品類の中であっても異なるメーカーのものを使用するのは勧めていません。

まだある!

実はまだあります。

石鹸などがケースに付着し消毒液を入れたら数分後泡立ってしまい溢れてきた。というケース。

これは石鹸に含まれている界面活性剤が消毒液と反応し過剰発砲という状態になるのです。結局、消毒もされず中の液がこぼれてしまうので中和もされません。もう一回最初から消毒が必要となりますね。レンズもダメになるかもしれません。捨てた方が無難ですね。

 

まあ、このように注意点はあるのですが、殆どの方は正しく使用されていると思います。正しく使用していれば簡単に消毒出来るタイプなのでオススメですね。

価格も安いしね。

エーオーセプト®クリアケア®

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著者:sakuravision

意外と知らないコンタクトレンズの事

コンタクトレンズ使用者の方で「このレンズって何時間使えるの?」って思っている人は結構多いと思う。装用時間をアドバイスされる事自体が少ないのかもしれないですね。まあ、検査無しにコンタクトレンズを購入している場合、自分で判断するしかないし。

装用時間は個々の目の状態やレンズ性能との相性によって決まるので、眼科へ行って検査してもらうのが一番良い方法ですが、その前にセルフチェックしましょう。

使用しているレンズは高酸素透過性タイプですか?

まずはここからですね。(ハードレンズを使ってます。と云う方は酸素透過性に関してはほぼ問題が無いのでここから先は飛ばして結構です)

レンズの素材が「シリコーンハイドロゲル」と云うタイプは高酸素透過性なので、14〜16時間は大丈夫でしょう。中には終日可能なものもありますね。あっ、でも「添付文書には終日装用って書いてあるぞ」と云う意見。そうです、一応規定的にはどのレンズも終日装用タイプとなっていますが、終日装用を保証している訳ではありません。

なので、もし高酸素透過性タイプでは無いレンズを使用している場合は一日12時間程度にしておいた方が無難でしょう。もちろん、その間目が乾いたりするようだともう少し短めにしないといけません。何と言っても涙で酸素が運ばれますからね。

装用期間は守ってますか?

例えば、2週間交換タイプなのに2週間以上装用したり、中には「回数だと思ってたよ」という方もいます。2週間交換タイプは使っても使わなくても封を開けてから2週間ですね。間違わないようにしましょう。

1日使い捨ては外したら捨てる、そして装用したまま寝てはいけません。

乾燥感は無い?

先程も述べたように涙で酸素は運ばれますので乾いてしまうとせっかく良いレンズを使っていても結果的に酸素不足になってしまいます。

レンズと目はあっている?

フィッティング、目とレンズの合い具合の事です。主に角膜上でのレンズの動きや安定具合などを診ます。これによっても結果的に酸素不足になったり、他の疾患を発症してしまうことがあります。とても重要な検査ですね。因みに見え方にも影響することがあります。

まだ色々あるのですが、とりあえずこれ位にしておきましょう。
では「じゃあさ結局、酸素不足になるとどうなるの?」と思っているでしょう。

まずは角膜血管新生という疾患。もっと長期的には角膜内皮細胞の減少。

この2つが大きいですね。
この疾患の詳細については後日に解説しますが、心配な方は眼科へ行きましょう。

信頼できる眼科医にきちんと目を見てもらい、レンズとの相性もチェックしてもらってください。レンズを装用したまま眼科医師に見てもらえばフィッティングも同時に見ます。何も言われなかったらフィッティングはOKだと思ってください。心配な方は直接聞いて見てくださいね。

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著者:sakuravision

コンタクトレンズと目薬について 語ってみた

こんにちはサクラビジョン 株式会社 代表の吉田です。
私が眼科に従事していた時の話しをしましょう。

皆さんはコンタクトレンズ使用者が目薬を挿しているところを見かけた事ありませんか?電車のホームとか、オフィス内とか、学校の休み時間とか、色々なところで。もしくはコンタクトレンズを今現在使用している方は「目薬使っているよ」という方も多いのでは無いでしょうか?

そんな目薬なんですが、勿論眼医者さんから処方してもらったものならOKなんですけど、もしかして、自己判断で市販の目薬使ってないでしょうか。

今回の話は「目薬に関しては自己判断は絶対ダメ!」という話です。

実はコンタクトレンズを使っている方も使っていない方も「コンタクトレンズには目薬を使用するものなんだ」って思っている人って結構いるのですよ。

それがよく分かるのが、検査時ですね、例えば患者さんに「特に変わったことや困ったことは無いですか?」と聞いても「ありません」という答え。それでもう少し突っ込んで聞いてみる。
「目薬って使ってる?」「はい。使ってます」「それは眼科で処方したものじゃ無いよね」「はい、薬局で買いました」という感じ。

まあ、普通に薬局に目薬置いてありますからね。コンタクトレンズ使うと多少なりとも目が乾くという経験をするはずなので気になってしまうわけですね。実際周囲の人も使っているし。

ところが!問題があります!
それは!

きちんと対応する事によって使用しなくても良いケースが多い!という事です。
そしてさらに言うと、「その目薬使ってもドライアイが治るわけじゃ無いよ!」っと。

実際にレンズ種類を変えたり、ちょっとしたアドバイスをする事によって目薬を使用しないで済むケースは結構あるんです。

そして、市販されている目薬ってその効果は数分しかありません。15分前後ですね。しかも根本的に治療しているわけでは無いので治っているわけでは無いのですよ。

ではどうしたら良いのでしょう?

まずは眼科専門医へ行く事です。そして目薬以外での解決法を聞いてみる事ですね。他のレンズを試してみるとか、瞼の周辺を温めるとか(ある程度日常的に)瞬きしっかりするとかね。色々アドバイスがもらえますよ。使い捨てタイプを使用しているのならハードレンズへ替えてみるとか。

さて、そこで本題の「自己判断で市販目薬ダメ」の理由をリスト化してみました。

1)ドライアイが治るわけでは無い。あくまでも対症療法。
2)防腐剤成分がレンズなどに沈殿する事がある。
3)ドライアイの状態で防腐剤入りの目薬は涙で流されにくくなるため毒性が強くなる
4)癖になりやすい。
5)そもそも自己判断なので・・・きちんと眼医者さんに診てもらって本当に必要な対応をしてもらってくださいね

と言う感じですね。
ここで防腐剤の話が出ましたが、一概に防腐剤が悪いわけではありません。世の中のイメージ的には「防腐剤=目に悪い」みたいになってますが、眼医者さんで処方される目薬(5ml位)にも微量の防腐剤が含まれています。これ位であれば問題無いし、通常は涙で流されてしまうし。だからこれはあくまでもコンタクトレンズ装用したまま使用する場合の話です。まあワンデータイプであればその日で捨ててしまうのでほぼ関係ありませんが、2週間交換タイプとかはやっぱりダメかな・・・

※実際には個々のケースにより、対応は異なります。医師の指示により市販目薬を推奨されることもあります。かかりつけ医にご相談ください。

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